。 今回も国内外から新作が登場し,話題となっていた。基本構造としてはドミニオンを踏襲しながらも,それぞれに新しい工夫やルールを取り込んでいて,各デザイナーの創意工夫が見どころとなっている。 本家「ドミニオン」を発売するホビージャパンのブースには,12月発売の拡張セット「異郷」のサンプルカードを使った体験卓が設置され,「愚者の黄金」「岐路」などの強烈な新カードが体験できた。ドミニオンの世界に,また激烈な変化の時代がやってくることになる。実に刺激的なセットである。 大手ボードゲームメーカー アークライトのブースには,国産と海外産の新作が多数ラインナップされていたが,それでもまず筆頭に上がるのは,やはりデッキ構築型カードゲームだ。 “メイド”をテーマにした「Mottoたんとくおーれ」,海外のファンタジーものの「ルーンエイジ」や「サンダーストーン/拡張2:宿命の軍団」などに加え,デッキ型“ダイス”ゲーム「クォーリアーズ,arado rmt!」など,カードゲーム,ボードゲームの新作がずらりと並んだ。 さらにお隣の富士見書房ブースでは,来年発売の新作「モンスター?サーカス(仮)」を,グループSNEの安田 均社長自ら公開デモプレイしていた。デッキ構築型カードゲームに“競り”の要素が追加された斬新な作品,とのことである。カードはまだ仮のもの(イラストを同社の「モンスター?コレクションTCG」から流用した状態)だったが,開発途上の新作をデザイナーが自らデモプレイし,一般参加者の声を聞くというのも,アットホームな雰囲気のあるゲームマーケットならではの風景であろう,アラド戦記 RMT。 モンスター?コレクションTCGなどで多数の実績を持つ同社は,来年3月に開催される「ゲームマーケット大阪」に向け,着実に歩みを進めている。 「モンスター?サーカス(仮)」のデモを行う安田 均氏 このほかにも,会場では多数のデッキ構築型ゲームが出展されていたので,写真で紹介しておこう。このタイプのゲームは,今後もアナログゲームの台風の目となりそうだ。 各社ブースの見どころを紹介 デッキ構築型カードゲーム以外にも,各社のブースではさまざまなゲームが登場していた。ここからはその見所をブースごとに紹介していこう。 バンダイが「バトルブレイク」で参戦 今回のゲームマーケットの大きな話題の一つが,バンダイの参戦。人気のコレクタブルフィギュアゲーム「バトルブレイク」を引っさげて,初のプレミア大会が開催された
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